当院の入れ歯治療

現在ご利用の着脱式の入れ歯にご不満がある方は、ぜひ、当院の固定性の延長ブリッジによる治療をご検討ください。

固定性のブリッジとは、失ってしまった歯の両隣の歯を一部削り、人工の歯を橋のように架けて固定する方法です。

固定性のブリッジのメリットには、以下のようなものがあります。

1. 治療費を抑えられます
   歯をすべて失ってしまっている場合にはインプラントにする必要がありますが、骨植のよい（根がしっかりとした）歯が4～5本以上残存していれば、着脱式ではない固定性の延長ブリッジ治療が可能です。インプラントの5分の1～6分の1程度の費用で、それと同様の効果を得られます。
    
2. 固定性のブリッジなら、ぐらつくことなくしっかり噛めます
   よく噛める、おいしく食べられるということは、クオリティ・オブ・ライフ（生活の質）の向上や健康維持において重要です。当院では、不幸にも歯を失ってしまった患者さまに、よく噛めるお口を取り戻していただきたいと考えています。安定性の高い固定性のブリッジは、着脱式の入れ歯と違い、天然歯の約７０％のそしゃく能力（噛む力）を実現できます。
    
3. きちんとしたメインテナンスで長持ちさせます
   「固定性ブリッジはいずれ壊れる」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、歯のブリッジが保持できるかどうかは、適切なメインテナンスと、患者さまの日頃のお手入れにかかっています。

当院では、治療の際に噛み合わせをきちんと調整するとともに、夜間の歯ぎしり対策として装着いただくナイトガード（夜だけつけるマウスピース）も作製いたします。この方法を実践すれば、固定性の延長ブリッジでも、10年や20年という長い期間使い続けられます。

着脱式の入れ歯はぐらつくため、噛みづらいと感じている患者さまも多いかと思います。

当院では、よりよく噛める入れ歯を患者さまにご提供したいとの考えから、保険適用外での特別な入れ歯治療も行っています。

以下は、当院で行える自費の入れ歯治療の例です。

1. コーヌスクローネ
   クラスプ（バネ・金属の留め具）がなく、残った歯にクラウン（冠）を被せることで着脱する入れ歯です。通常の入れ歯と異なりぐらつきがなく、自然な噛み合わせでしっかり噛める点が特徴です。また、金属部やバネが見えないため、審美性の面でも優れています。
    
2. マグネットデンチャー
   残っている歯の根元にキーバー（金属）を取りつけ、小型の磁石を埋め込んだ入れ歯を装着する方法です。歯根が少しでも残っていれば金属を取りつけられるため、よく行われている治療です。磁石の力で入れ歯がしっかりと固定されるだけでなく、金属の留め具で残った歯に負担がかかることを防げます。
    
3. オーバーデンチャー
   すべての歯を失ってしまった場合に、インプラントと着脱式の総入れ歯を併用する治療法です。あごの骨に2本～4本のインプラントを埋め込み、インプラントの上に金属のパーツを被せて、総入れ歯をしっかりと固定します。入れ歯が外れたりずれたりする心配がない点、使用するインプラントの本数が少ない分費用が抑えられる点などがメリットです。