当院の歯周病治療

当院では、重症の歯周病を患ってしまった患者さまにも、できるだけ歯を抜くことにならない治療を行うよう心がけています。

今ある歯を維持するためには、患者さま一人ひとりの病状を検査や診断で正確に把握し、ベストなタイミングで適切な治療を行う必要があります。

当院の院長は、歯周病治療において40年以上の経験がある大ベテランです。これまで培ってきた経験と確かな技術を活かし、患者さまそれぞれに合わせた最良の治療をご提案いたします。

噛みあわせのズレや夜間の歯ぎしりなど、歯には様々な力がかかっています。健康な歯はもちろん、歯周病で弱っている歯にとって、その力は大きな負担となっります。

そこで当院では、「歯にかかる力のコントロール」を重視した特別な歯周病治療を行っています。

なぜなら、SRP（麻酔を行った上で、歯周ポケットの深いところにある歯石やバイオフィルムー細菌の塊を除去する治療法）などの外科的な治療には限界があるためです。

歯にかかる力のコントロールには、以下の通り、噛み合わせの調整や歯ぎしりの防止、動いている歯の固定などが含まれます。

1. 噛み合わせの調整
   歯周病で歯がグラグラと動いてしまう原因は、噛み合わせが合わずにぶつかってしまうことにあります。グラグラし始めた初期の段階では、噛み合わせで歯に負担がかからないよう、歯を削って噛み合わせを調整し、様子を見ます。この段階で歯の動揺がおさまれば、そのまま治るケースもあります。
    
2. ナイトガード（歯ぎしり防止の夜用マウスピース）の作製
   50歳を超えたら、睡眠時にはナイトガードを装着し、歯ぎしりを予防することをおすすめします。当院では、患者さま一人ひとりの歯型をとってナイトガードを作製し、装着していただきます。歯ぎしりの予防は、歯への負担を軽減し、歯周病を悪化させないためにとても重要です。
    
3. 歯の固定
   痛みのある歯や、噛み合わせの調整後もグラグラと動く歯については、速やかに固定します。スプリント（針金）を使用し、痛みと動きが止まるまで安静にすることが大切です。

歯周病になっても、適切なタイミングでの処置と正しいブラッシングを実践すれば、歯を残すことができます。動いている歯も、固定することで90歳、100歳まで維持できます。手遅れになる前に、ぜひご相談へお越しください。